Value Creation for Next, SDGs

貧困をなくそう -あらゆる場所で、あらゆる貧困に終止符を打つ-

あらゆる形態の貧困は依然として人類が直面する重要課題の一つです。
世界の貧困率は1990年には36%(18億9500万人)でしたが、2015年には10%(7億3600万人)と半分以下に減少しました。しかし、未だに多くの人々が最低限の人間としてのニーズを満たすことができていません。

地域ごとにも大きな差が生じており、特にサブサハラ・アフリカ地域では貧困層の平均所得が他の地域の貧困層と比べても著しく低くなっています。気候変動や紛争、食糧不安等によって新たな脅威が生じることで、この貧困はさらに加速すると考えられています。

中国やインドなど、経済的な発展が目覚ましい国々においても貧困の問題は顕在です。特に情報と文化の格差によって、農村部と都市部では貧困に大きな格差が生じています。

持続可能な開発目標(SDGs)は、現在取り組まれている対策を完遂し、2030年までに “あらゆる” 貧困に終止符を打つという目標を掲げています。そのためには、貧困の状態にある人々をしっかりと見定め、彼らを取り囲む状況から脱却するための手段を提供し、気候変動や紛争などの被害者を支援していくことが必要です。

・ターゲット
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1.1 2030までに、現在1日1.25ドル未満で生活する人々と定義されている極度の貧困をあらゆる場所で終わらせる

1.2 2030までに、各国定義によるあらゆる次元の貧困状態にある、すべての年齢の男性、女性、子どもの割合を半減させる

1.3 各国において最低限の基準を含む適切な社会保障制度および対策を実施し、2030年までに貧困層および脆弱層に対し十分な保護を達成する

1.4 2030年までに、貧困層および脆弱層をはじめ、全ての男性および女性の経済的資源に対する同等の権利、ならびに基本的サービス、オーナーシップ、および土地その他の財産、相続財産、天然資源、適切な新技術、およびマイクロファイナンスを含む金融サービスへの管理を確保する

1.5 2030年までに、貧困層や脆弱な立場にある人々のレジリエンス(強靭)を構築し、気候変動に関連する極端な気象現象やその他の経済、社会、環境的打撃や災害に対するリスク度合いや脆弱性を軽減する

1.a あらゆる次元での貧困撲滅のための計画や政策を実施するべく、後発開発途上国をはじめとする開発途上国に対して適切かつ予測可能な手段を講じるため、開発協力の強化などを通じて、さまざまな供給源からの多大な資源の動員を確保する

1.b 各国、地域および国際レベルで、貧困やジェンダーに配慮した開発戦略に基づいた適正な政策枠組みを設置し、貧困撲滅のための行動への投資拡大を支援する

参考
世界銀行.世界の貧困に関するデータ.
http://www.worldbank.org/ja/news/feature/2014/01/08/open-data-poverty